SUBJECT FILE NO. IJM-0008
CLASSIFICATION: HISTORICAL ARCHIVE
ヴィンセント・ファン・ゴッホ
Vincent van Gogh
ポスト印象派画家

SECTION I -- 人物概要
| 氏名 | ヴィンセント・ファン・ゴッホ |
|---|---|
| 英名 | Vincent van Gogh |
| 出身国 | オランダ |
| 生没年 | 1853–1890 |
| 性別 | 男性 |
| 世紀 | 19世紀 |
| 分野 | 芸術 |
| 肩書 | ポスト印象派画家 |
SECTION II -- 経歴
1853年、オランダ南部の牧師の家に生まれたヴィンセント・ファン・ゴッホは、繊細で内向的な少年だった。16歳で画商の店に奉公に出され、美術の世界に触れながらもロンドン、パリと転々とし、次第に宗教に傾倒していく。最初の転機は貧しい炭鉱地帯ボリナージュでの伝道活動で、鉱夫たちの苛烈な貧困を目の当たりにし、彼らに財産を分け与えた結果、教会から解雇された。
27歳、何もかも失った彼はついに「画家になる」と決意する。弟テオの経済的支援を受けながら独学で素描を重ね、初期の代表作『じゃがいもを食べる人々』で農民の厳しい生活を暗い色調で描いた。第二の転機は1886年のパリ行きで、印象派と日本の浮世絵に出会い、彼のパレットは一変する。
鮮烈な黄や青、渦巻く筆致が生まれたのである。南仏アルルに移住して『ひまわり』『夜のカフェテラス』を制作し、ゴーギャンとの共同生活を夢見たが、喧嘩の末に自らの耳を切り落とすという悲劇的事件で破綻した。サン=レミの療養院で『星月夜』を描き、オーヴェールで『カラスのいる麦畑』などを次々と生み出したが、1890年、37歳で自らの命を絶ったとされる。
生前に売れた絵はわずか1枚。しかしその死後、2000点以上の作品は世界で最も愛される絵画となり、魂を燃やして描いた炎の画家の生涯は今も多くの人の心を揺さぶり続けている。
SECTION III -- 年表
SECTION IV -- 名言
“美しい景色を探すな。景色の中に美しいものを見つけるのだ。”
“私は絵の中で、音楽のように何か心慰めるものを表現したい。”
SECTION V -- エピソード
[A]生前に売れた絵は1枚だけ
生涯で約2000点以上の作品を制作したが、存命中に売れたと確認されているのは『赤い葡萄畑』ただ1点。現在では1点あたり数十億円の値がつく作品も少なくない。
SECTION VI -- 影響と遺産
ゴッホの大胆な色彩と感情の激しさはポスト印象派を革新し、表現主義や近代美術に深い影響を与えた。生前に売れた絵はわずか1枚であったが、現在その作品は史上最高額で取引される絵画の一つとなり、精神的苦悩の中で芸術を貫いたその生涯は世界中のアーティストに感動を与え続けている。
SECTION VII -- 代表作・主な功績
- [01]星月夜(1889年)
- [02]ひまわり連作(1888-1889年)
- [03]アルルの寝室(1888年)
- [04]包帯をした自画像(1889年)
- [05]カラスのいる麦畑(1890年)
